行 い

護摩行
護摩行とは真言を唱えながら護摩木を火の中に投じ、炎と一体となることで、自身の心の中にある不安や矛盾を取り払い、本心や本質と向き合う修行です。護摩行を通して本来の自分に目覚め、今までの価値観にとらわれることのない「行動」「言葉」「想い」をひとつにした自由な心を学ぶことができます。昨今では、心を鍛える修行として護摩行を行うアスリートの方たちも増えています。
焼八千枚護摩供
焼八千枚護摩供とは、前行十四日、正行七日をかけて、不動明王と諸天善神を供養し、開白から結願まで、計二十一日間六十三座にも及ぶ護摩行と断食を行い、一日一万回の不動真言を唱え、結願の座には八千枚の護摩木を焼供する難行です。諸説ありますが、お釈迦様がこの世とあの世の行き来が八千回にも及ぶ苦行をされ、人を救われたことによるものともいわれ、百八の煩悩が八千に広がり、これを焼き尽くすために護摩木を修するともいわれております。